| 「のむぎ」設立の趣意書 |
1960年代の「高度経済成長」は、私たちをとりまく地域(環境)を大きく変えました。さらにその後の「列島改造計画」「全国総合開発計画」などの名の下で、地域破壊、環境破壊が進み、家庭にとっても生活する地域が急速になくなりつつあります。
子どもたちにとっては、いろいろな「生きる力」が育つ遊び場、遊びの中味、友人が奪われ、正しく全面発達をする環境が失われています。それによって、子どもたちはヒトとして育ちにくくなり、「問題行動」が著しく現れるようになりました。そのような地域(環境)そのものが大きく破壊され、子どもの育つ生活基盤そのものが揺らいでいる現状では、今までのような環境を取り戻すとか、不足を補うとかいう問題ではなくなってきています。地域そのものを新しくどう創るか、という新しい地域づくりを考えていく必要に迫られています。さらに、大人たちはどうかといえば、子どもたちのために大人社会(地域)を創っていく必要があるでしょう。そして、子どもたちに対しては、自らも含めてまわり(地域・社会)を仲間たちとともに変革して、幸福(人間らしい生活)をかちとっていく必要があるでしょう。
ですから、「のむぎ」は、「地域の教育力の回復」ではなく、"地域の新しい教育力の創造"を掲げたのです。しかも、それを肩をいからせずにいっぱいの夢と希望をふくらませて楽しみながらやる、ということなのです。
今こそ学校・家庭・地域の人々が手を結び、自らの手で地域を守ると共に、愉快に楽しく、夢のある地域を創造し、そして育てていく主体とならなければならないでしょう。そのための一翼を担う文字通りの地域のセンターになりたいと思います。
|
|